MUSASINO-1(1957)

奥さんと子供たちが出かけてしまい、インフルエンザ明けなので僕は連れて行ってもらえず、留守番。
インフルエンザから回復するには、相当に体力を使っているらしく、4キロほど体重が落ちている。造血機能が疲れていて、普段ですら貧血気味なのに、輪をかけてくらくらする。
こういうときには、牛肉とかレバーがよい。肉食に転じる。
英語の勉強。「DUO 3.0」という英語の単語帳をもっていて、5年くらい前にCDといっしょに買ったのだけれど、ちゃんとやってなくて、いまさら再び読み返す。いま、TOEICなんて受験したら、600点取れる自信もない。
Wikipediaの英語のサイトを読むのはおもしろくて、IBMを中心にしたパーソナルコンピューターやメインフレームの歴史を追う。
昔のごつごつしたパソコンの筐体は、懐かしさというか、ほしくてたまらなかったんだけど指をくわえて見ているしかなかった時代が思いだされる。
メインフレームからは、安部公房の「第四間氷期」が思いだされるのだけれど、この小説は驚くべきことに1958年の発表で、IBMのSystem/360すら、まだ世に出ていない(System/360は、1964年、東京オリンピックの年)。
安部公房が取材したのは、日本電信電話公社(現・NTT)の電気通信研究所で1957年に開発されたMUSASINO-1で、いまは武蔵野市NTT技術資料館に展示されているらしい。
ちなみに、僕がはじめて買ったパーソナルコンピューターは、IBMAptivaで、23万円くらいしたけれど、「安い」と衝動的に選んだ記憶がある。
1995年、Windows95のリリースに伴ってインターネットが爆発的に普及した年で、ビル・ゲイツとか、立花隆とか、坂本龍一とか、とにかくインターネットのお祭りで、僕も例にもれず、「これはすごい」と追っかけた。
当時、インターネットの速度は、電話回線で自宅に引いたのが14.4kbpsで、「いっちょんちょん」とかいわれて、大学研究室では28.8kbpsで、羨望のまなざしの「にいぱっぱ」。
来年20周年。誰か、なにかやるのかな。