山本直樹『YOUNG&FINE』

この本、どうやって買ったのか、おぼえていないが、1992年が初版で、僕の持っているのは第3刷なのだけれど、やはり1992年だから、僕が15歳のときだろうかと思うのだけれど、15歳というと中学3年生だからそれは違っていて、山本直樹の本をはじめて買ったのは、高校生になってからで、忘れもしない、『BLUE』だった。
あとになって、古本屋で買ったのかと思う、『YOUNG & FINE』。
 
いずれにしても、エロ漫画です。
『BLUE』は、すでに古典的名作の域に入ってしまっているのだけれど、しかし、それにしても、『YOUNG & FINE』の、読んでいるさなかのむずむずするような心地よさは、なんだろう。

今日、どうしてか、『YOUNG & FINE』を読み返して、灰野勝彦の家の離れに住む化学教師の井沢学は、24歳だったと知る(151ページ)。
24歳が、僕より歳上だった時期が、自分にもあったんだと思うと、なんだかなあというかんじになる。
このころの山本直樹は、パソコンではなく、まだ、ペンで漫画を描いている。ペンのタッチが、それはまた、エロくて、よい。