磯崎憲一郎『赤の他人の瓜二つ』

夕飯、これ、つくる。「豚肉とキャベツのミルフィーユ鍋」。
http://cookpad.com/recipe/729015
ただし分量は、豚肉は330g、キャベツは大玉を半分、長ネギ1.5本。材料を入れて煮るだけ。味付けもなし。とりわけて、食べるときに、胡麻ダレか、ポン酢か、柚子胡椒を加える。たいへん、おいしかった。
磯崎憲一郎『赤の他人の瓜二つ』、読む。

読み終えて、なんか、もう、へなへなっとしてしまい、すぐに全身が熱くなって、誰かに知らせなきゃという気になって、友人ひとりにメールして、仕事の人にスカイプのチャットで、「すごいんだよ!」と話しかける。暇だから、1時間半くらい、チャットする。暇だ。
ほんとにすごい本。「なあに、これ?」って、口に出してしまうくらい、すごい。何がすごいのか、書くこともできるのだけれど、書かない。書けないかもしれないから。そのくらい、すごい。
もう、夕飯なんてまともにつくる気になれなくて、豚肉とキャベツと長ネギがあったのでネットで検索したら、「豚肉とキャベツのミルフィーユ鍋」は、材料を投入するだけ。
「豚肉とキャベツのミルフィーユ鍋」を食べながら、いちおう、プロテスタント系の学校に通っている長女が、「最後の晩餐」の話をはじめて、「「最後の晩餐」は、どこで晩餐をしたか知ってる?」と訊くので、「知らない」と言うと、「ルカかマルコの家」と言うので、「嘘だ。聞いたことない」「学校で習った」「嘘ぉ!」。
「ルカかマルコの家」って、友達の家か。
新約聖書の、ルカの章を調べてみると、「水がめを運んでいる男」の入る家だと書いてある(22.10)。「ルカかマルコの家」って、なにを勘違いしたのか?